テレワークがストレスになる!?ストレングスの資質の対策法

働き方改革ひとつとして注目されているテレワーク

2018年の時点でテレワーク制度を導入している企業の割合は、アメリカで85%、イギリスで38%、日本では19.1%でした。

新型コロナウイルス感染拡大の予防措置としても、テレワークはいっそう注目を集めています。

一方で、ストレングスファインダー®の資質によっては、「テレワークがストレスになってしまう」「テレワークでは仕事がはかどらない」そんな資質もあるんです。

今回は、ストレングスファインダー®の視点から、テレワークをするときの注意点などをご紹介したいと思います。

テレワークとは

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことで、働き方改革実現の切り札として注目されてきました。

テレワークは従来の通勤して決められたオフィスで働くというやり方ではなく、自宅や外出先などの場所で、時間にとらわれずにで働くことで、ワークライフバランスの実現、人口減少時代における労働力人口の確保、地域の活性化なども期待されています。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催時の交通混雑緩和を図るための手段としても、テレワークの実施を国が呼びかけています。

テレワークのメリット、デメリット

テレワークのメリット

ワークライフバランスの向上

長時間の通勤がなくなることで、家族と過ごす時間の増加、家事や育児との両立などが期待されています。また、通勤時間を短縮できることで、自己啓発の時間増加なども期待されます。

・生産性・創造性の向上

時間管理を意識して自立・自己管理的な働き方が期待できます。

・採用面でのメリット

育児・介護・高齢や障がいなど様々な事情を抱える人の就業にあたり、テレワークは有効な手段になります。ライフスタイルの変化による離職対策としても有効です。

・地域の活性化

ICTを活用することで必ずしも都市部で働く必要がなくなります。地方に住みながらでも仕事ができるということで、地方の活性化が期待されます。

テレワークのデメリット

テレワークにはデメリットもあり、「対面コミュニケーションが不足する」という点があげられます。

チームの進捗状況がわかりにくい、気軽に相談しにくいなど、コミュニケーションが不足することで仕事が進みにくくなったり、トラブルの元になりかねません。

ICTの進歩で、オンラインで会議できるツールなどもあるので、工夫して取り入れたいところですね。

テレワークがストレスにならないよう注意すべき資質

ストレングスファインダー®の資質は、強みの元となるものです。

テレワークによって活かされる資質もあれば、逆にテレワークにより活かすことが難しくなる資質もあります。

その点注意してテレワークを実施できるといいですね。

人間関係構築力資質群

人間関係構築力の資質は人とのつながりがとても大切な資質です。

【資質名】適応性、運命思考、成長促進、共感性、調和性、包含、個別化、ポジティブ、親密性

「人とつながりたい」「関係性を築きたい」と思う資質なので、テレワークでのコミュニケーション不足により、孤独を感じ、うまく能力が発揮されない状況に陥ることが心配です。

そこで、とある企業ではオンライン会議ツール上で、終日オフィスの様子を放映しているそうです。

テレワークしているスタッフは、その映像をパソコンで見ながら仕事をして、「自分ひとりではない」と他のスタッフとの繋がりを感じながら仕事をすることで、資質が活きやすい環境をつくっているそうです。

面白い取り組みですね!

チームの中に人間関係構築力の資質が多い人がいる場合、他の人との繋がりを意識した取り組みが重要だと思います。

影響力資質群

影響力の資質は、「人に影響を与えたい」「人を動かしたい」資質です。

【資質名】 活発性、指令性、コミュニケーション、競争性、最上志向、自己確信、自我、社交性

人に影響を与え、その反応で自分の次の展開を考えることができるという特性があるので、相手の反応が読みづらいリモートワークではその点注意が必要です。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大の予防措置としてテレワークを導入した企業の営業職の方が、自宅でテレワークをし、顧客企業への訪問回数も最小限に抑えているそうなのですが、スタッフや関係企業の顔が見えないので、反応が読みづらく、仕事のやりにくさを実感されているそうです。

影響力資質を持つ方は、「相手の反応」が重要になってくるので、意識して密な連絡をとったり、ビデオ会議などを用いて相手の反応を実感できるようにしてみることをおすすめします。

実行力資質群

「何かを実行したい」「結果を出したい」と思う資質です。

【資質名】達成欲、アレンジ、信念、公平性、慎重さ、規律性、目標志向、責任感、回復志向

実行力の資質は、リモートワークで強みが発揮されやすい資質だと思います。

タスクが明確に決まっていることが大切で、その明確なタスクがあればどんどん仕事を進めることができるので、会社側は実行力資質を持っている社員の方には、明確にタスクを指示するなど意識してください。

戦略的思考力資質群

「考えたい」「頭脳活動をしたい」と思う資質です。

【資質名】分析思考、原点思考、未来志向、着想、収集心、内省、学習欲、戦略性

おそらくこの資質を持っている方々は、一人でじっくり考える時間がとれるテレワークには、ワクワクと楽しさを感じていると思います。

戦略的思考力の資質は、情報が足りないと仕事がストップしてしまうので、いろんな人から情報をもらえることが大切です。

リモートワークをする際には、チャットワークやビデオ会議などで「情報を仕入れる」ことを意識してくださいね。

また一方で注意点もあって、戦略的思考力の人は際限なく思考の資質を使い、考えすぎて余計なことまでしてしまうことがあるので、とにかく「時間管理」を意識して、無駄のない時間を過ごすように気を付けましょう!

まとめ

テレワークは工夫次第で個性や能力を発揮できる働き方です。

ぜひ自分のストレングスファインダー®の資質と照らし合わせて、どのようなテレワーク方法が自分に合っているか考えてみてくださいね!

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今日もあなたらしいストレングスライフを(^^♪

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